
昭和29年、戦争と不況で、傷ついた高知の人々を元気にしたい、笑顔を取り戻したい、と、当時の商工会議所の有志メンバーが立ち上がり、作曲家の武政英策氏を中心に、お隣徳島県の「阿波踊り」に負けないお祭りを創ろうと立ち上がりました。
日本の祭りは、神様や亡くなった方が中心においでますが、よさこいだけは、『今生きている“人”が中心の祭り』です。
続きを読む
高知県民の『自由な精神』『楽しむ力』『ユーモア』と、少ないルール(※)で、年々、成長、進化し、約20年前に札幌でよさこいソーランが開催され、全国のイベントやお祭り、約200ヵ所以上の地域で、よさこいが取り入れられています。高知で生まれ、高知の人と自然が育み、そして進化し続ける『よさこい』は、高知の宝なのです。
よさこいは、前へ前へと進む踊り。心も足取りも、明るく元気に、前へ前へ向かっているのです。よさこいは、自由が生まれた土佐で育まれた「よさこい」ゆえに、百のチームがあれば、百の個性があります。
よさこいの志は、今も昔も生きているのです。
(※)一般的なルールは三つだけ
・よさこい節が入っていること
・鳴子を持つこと
・前進する踊りであること
◎よさこいの語源は、「よっしゃこい!」という土佐のかけ声という説や、「夜さ来い」等の説があります。

4年前の6月、徳島県を舞台に撮影された松平健さん主演映画『バルトの楽園』が完成し、協力してくださった徳島県民への感謝のイベント“四国の祭り”にて高知からは「よさこい祭り」代表としてよさこいチーム「ほにや」が参加することになりました。
実は、「よさこい」は徳島の阿波おどりをお手本に始まったお祭り。当時から「阿波おどりに負けないお祭りにしよう!」を目標に頑張ってきたのです。
続きを読む
そんな阿波おどりの聖地で、大人数が「よさこい」を踊るのは初めてのことだったと思います。しかも、たくさんの阿波おどりの有名連の前を踊らせていただくという晴れ舞台に踊り子さんも晴れがましい緊張感から、いい意味で気合いが入っていたように思います。
そして、その「ほにや」のよさこい踊りを東映プロデューサー有川氏が初めて見て感動し、この映画の生まれるきっかけとなりました。
有川氏は、勢いある纏にぐいぐいとひっぱられるたくさんの笑顔の踊り子さんに感動し、傷ついた気持ちも折れそうな気持ちも『再生』する、元気で明るいパワーに感動し、この「よさこい」を映画にしたい!と思ったと後日、お話してくれました

ほにやよさこいは「踊る人も見る人も一緒に楽しめるよさこい」を創りたいと、20年前に生まれました。毎年春に募集する150名の踊り子さんと、約30名のボランティアスタッフで創られます。
[ほにや]を一緒に創る仲間の条件は『よさこいをいちむじん(一生懸命)に真面目に楽しむ人』です。それぞれの“楽しむ力”を発揮して輝く踊り子さんの笑顔は、高知の宝ものなのです。
続きを読む
『ほにや流よさこい』は、日本の伝統と、“今”の感性の心地よいミックス感と、見る人も一緒に祭りを楽しめる一体感を大切にしながら、常にチャレンジすることを信条としています。毎年、テーマをつくり、テーマに合わせて、楽曲、衣装、踊りを創りますが、一貫して伝えたいのは『夢』なのです。
楽曲:どこか懐かしいフレーズと、ポップなおしゃれ感。そして、踊り子さんと見る人とを劇的に近づけた「ほにや節」が流れると会場は楽しい一体感に包まれます。
衣装:伝統的な色、柄を、おしゃれで楽しい衣装に生かしたいと、毎年新しいデザインに挑戦しています。
真夏が本番のよさこい祭りで、踊り子さんが、涼やかに踊れるように、さまざまな工夫をしています。
踊り:これまで前だけ向いて踊っていた踊り子さんが、観客と笑顔のキャッチボールをしながら踊ることで、一体感が生まれました。今では、お客さんも一緒に踊ってくれる「ほにや節」の振り付けとなりました。
地方車:何といっても、他のお祭りとは違うのが、大音響の地方車の存在でしょう。
ほにやは4tロングのトラックに高音質の音響機材を積み込み、外側には、その年のテーマに沿ったデザインで化粧をします。
くるくると回る仕掛けもほにやの遊び心から生まれました。

よさこいは、お隣徳島県の阿波おどりをお手本に始まったお祭りです。
そこに、土佐人ならではの自由な精神とチャレンジ精神で、まるで生き物のように進化してきました。
また、ほとんどのチームの踊りが次の年には進化、変化をすることと、自由が信条のお祭りで表現についての正式な決まりごとや記述が少ないのが特徴です。
そんな自由なよさこいの特徴の一つが、チームの先頭で踊る纏(まとい)です。正調を守る市役所チームにみる、上に提灯がついたタイプが踊りの中に入るまといの原点ではないかと言われています。
続きを読む
その纏の特徴は、上町チームなどに見られる大きな旗で、地元高知では“フラフ”と呼ばれる旗を使用しています。
“フラフ”は、お節句の時、鯉のぼりの横に立ち上げ、大空にはためいている風景が高知県内の各所で見られます。
高知の太陽に負けない原色の元気な色合いが風に舞う様は高知の初夏の風物詩です。
“フラフ”とは、英語のフラッグの事。遊び心ある土佐人の呼び方ですね。
そして、その“フラフ”の大胆な良さをイメージしてデザインしたアレンジ版が、「君が踊る、夏」で主人公が持つチームいちむじんの “フラフ”纒なのです。
よさこいには色んな形の纒が存在しますが、「フラフ」は力強く風を切ることもあれば、ゆったりと風をはらみ、美しくなびきながら、風に舞います。
先頭をいく纒には、踊り子さんを引っ張っていく役割と、お客さんに、今年のチームの存在を知らせ、巻き込んでいく役割があります。纏が踊り子さんの踊りとぴったりシンクロした時、そこには、他にない本場高知のよさこいの世界観が生まれます。
豪快と繊細、個性と全体での表現美。
纒衆のフラフと、踊り子さんの鳴子が揃った時、初めて心も一つに揃うのです。
豪快と繊細、個性と全体での表現美。
纒衆のフラフと、踊り子さんの鳴子が揃った時、初めて心も一つに揃うのです。
- 私たちのチームも纏(まとい)がウリです!
- ◎ほにや
「ほにや」の纏は踊り子さんを引っ張っていく役割と、お客さんに今年のほにやの存在を知らせ、その世界観に巻き込んでいくのが役割。圧倒する踊りでなく、見ている人も楽しめる振りを意識しているほか、踊り子さんの振りを元にしながら、旗ならではの踊りを意識して作っています。
踊りのコツは、一生懸命、旗を振ること。地方車越しに旗が見え、その後ろに踊り子が見える。その時、ほにやが来た来た!とお客さんにワクワク思っていただけたら、嬉しいです。
-
◎十人十彩
「十人十彩」の纏は、チームの顔でもあると共に、踊り子を鼓舞し、ふるいたたせ、今から踊るぞ!!という気持ちにさせるのが役割です。
- ◎上町よさこい鳴子連チームにとって纏という言い方で物が変わってくると思います。上町は、纏という物からフラフに変えた歴史があり、よさこい祭りで2番目に古いフラフ振りのチームです。
よさこい祭りの基本は鳴子を持って踊ることです。これだけはどんなチームであろうと必ず守らなくてはならないよさこいのルールがある中、纏というアイテムがチームの主役を演じるのは、そのチームの考え方次第です。
「上町よさこい鳴子連」では、フラフを一つのアクセントと考え、見てくださっているお客様に豪快さと涼しさを感じてもらうように振っています。チームを大きな刺身皿と考えたら、鳴子の踊り子は一番美味しい刺身、提灯の踊り子は目を引く刺身、傘の踊り子は味を占めた刺身、地方車は皿、スタッフは大根のケン、フラフは山葵、どれが欠けても美味しい皿鉢にはなりません。これが、上町の纏/フラフに対する考え方です。

下記のロケスポットをクリックすると、外部サイト「こゆび」のロケ地紹介へリンクします。